カレーとヨーグルトは相性抜群!

カレーとヨーグルト。
2つの名前を聞いたときに、あまりピンとこないかもしれませんが、意外と縁のある組み合わせなんですよ。

例えば、ヨーグルトには肉を柔らかくする作用があることをご存知でしょうか?
ヨーグルトには乳酸菌が含まれているのですが、この乳酸菌は肉の筋繊維をほぐして、細胞やコラーゲンの水分を膨張させる働きを持っています。ですから、ヨーグルトを混ぜると、肉が水分をたっぷり含んだ状態になり、ジューシーでやわらかい肉質に変化します。ですからカレーや肉料理では調理する前に、ヨーグルトを混ぜて一手間かけることが多いのです。ちなみに、豚肉、鶏肉、牛肉、種類問わずどんな肉でも変わらない効果が期待できます。また鮭(サケ)や鰤(ブリ)などの魚も同じように柔らかくすることができるので、ヨーグルトでさまざまなカレーの素材を美味しく味わうことができますよ。

また、カレーに直接ヨーグルトを加え、ヨーグルト風味に仕立てたカレーもありますね。
少し酸味の効いたヨーグルトはカレーに溶け込むと風味のアクセントになりますし、スパイスの辛さを和らげて全体をまろやかにしてくれます。また栄養面でもカルシウムや乳酸菌が腸を整え、骨を丈夫にしてくれるという嬉しい効果も。

単純に食後のデザートとしていただいでも美味しいですね。さっぱりして口直しにぴったりです。

タマリンド

タマリンドはアフリカの熱帯地方を原産とするマメ科の植物です。古くからインドで使用されていたため、インディアンデートという呼び名もつけられています。

食用に使用するのはさやの内側についている紫がかった茶色の果実の部分。通常はこれをいくつかくっつけてブロックにしたり、ペースト状にして販売されています。インドではカレーやチャツネ、サンバルと呼ばれる豆と野菜のシチューなどに酸味料として使用され、柔らかくフルーツのような酸味があるのが特徴です。またヨーロッパではピクルスやウスターソース、タイではトムヤムクンのスープに欠くことのできない存在。品種によって甘みが強く酸味が弱いものもあり、こちらは生のまま食べたり、ドライフルーツや砂糖漬けにすると美味しくいただけます。また西インド諸島では清涼飲料水にも加工されているそうです。

タマリンドには腸の働きを整える作用があるため、便秘の改善や、インドでは赤痢など腸の病気にも薬として処方されています。

チャイブ

チャイブはユリ科ネギ属の根菜で、あさつきに似たネギの仲間です。北ヨーロッパを原産とし、中国でも古くから食用に用いられてきました。現在はアメリカやドイツが主要な産地となっています。

チャイブは鮮やかな緑色と、ねぎ特有の辛みをもっとマイルドにしたような刺激が特徴です。葉を刻んでポテトサラダやスープにふりかけたり、卵料理などに広く使用されています。またチーズや鶏肉、魚を使った洋風の料理とも好相性。もちろん和風料理にも薬味として利用されており、カレーうどんにふりかけると風味がアップします。

チャイブはカロテンを多く含むため緑黄食野菜に分類されています。またネギの香りの元である硫化アリルという成分には、ビタミンB1と結びついて糖質をエネルギーにする働きがあるため、食用を増進させたいとき料理に使用するといいでしょう。

豆類

インドでは宗教上の理由から肉を食すことを禁じる風習がありました。そのためベジタリアンが多く、豆は貴重なたんぱく質のもととして重宝されていたのです。また豆には植物が育つための栄養が蓄えられているため、栄養の貯蔵庫としても人々の健康を支えていました。

世界中には色々な種類の豆があります。インドや北アフリカではレンズ豆、アメリカではいんげん豆、ヨーロッパ地方ではひよこ豆やソラマメなどがそれぞれ原産で、その地域で昔から人々に食されてきました。日本でも大豆が納豆や豆腐の原料として、また小豆は赤飯や和菓子の材料として人々に愛されています。

カレーによく使用されるのはひよこ豆やレンズ豆、いんげん豆など。乾燥した状態の豆を水で柔らかく戻し、炒めたり煮込んだりして調理されます。手間をかけたくない場合は水煮缶が便利です。

豆の植物性たんぱく質は動物性のものと比べ良質で、必須アミノ酸が豊富です。またビタミンB群、カリウム、サポニンという老化を防ぐ働きのある成分も含まれており、健康はもちろん美容にも大変効果の高い食材なのです。

豆カレーは豆のほくほくした食感やほのかな甘味が美味しいだけでなく、体を丈夫にキレイにしてくれる、一石二鳥の効果が期待できるカレーだといえるかもしれませんね。

タラゴン

タラゴンの原産地はシベリアや西アジア。現在の主要産地はフランス、オランダなどです。キク科のハーブでよもぎの仲間ですが、見た目は特に似ていません。

タラゴンには種類が2つあり、ひとつはフランス種、もうひとつはロシア種です。フランス種は甘く強い香りと、葉っぱ特有のかすかに苦味のある香りが特徴です。ロシア種は甘みのある芳香はありませんが、同様にピリッとした苦味が感じられます。

タラゴンはエストラゴンという別名でも呼ばれており、フランス料理によく使われています。特にエスカルゴ料理にはなくてはならない存在で、美食家達にとても愛されているのです。また鶏肉や卵料理、クリーム系のタルタルソースなどと相性がよく、ワインビネガーにタラゴンを漬け込んで作るタラゴンビネガーは、ドレッシングやピクルスに作りに使用されています。

エビ

刺身や天ぷらなどの日本食はもちろん、グラタンやピラフ、エビフライやシュウマイなど、エビは多くの国々で人々に好まれている食材です。火を通すと鮮やかな赤と白の姿が美しく、形もいいことから、結婚式やお祝い事の席で縁起ものとして利用されることもよくあります。

淡白で癖のない味は、もちろんカレーとの相性もぴったり。オリーブオイルやバターで軽く炒めてから煮込むと、エビの香ばしさが引き立ちます。殻をつけたまま炒めるとさらに旨みがよく出ますが、煮込む際は殻を外して入れましょう。

エビには様々な種類があり、一般によく使われるのは中型の車エビ。秋~冬にかけて旬の時期を迎えます。また伊勢えびやオマールエビを使うと、値段は高いですがリッチでコクのある味わいを楽しむことができます。

エビは良質な高タンパク質で低カロリー。わずかに含まれる脂肪は不飽和脂肪酸が多く、血液中のコレステロールを下げる効果も期待できます。またビタミンEやカルシウムも豊富で、成人病予防の効果があるタウリン、コレステロールを除去するチキンという成分も含まれており、体に優しいヘルシー食材として注目されているのです。

ポーク

ポークとは豚肉のことをいいます。カレーにはポークカレーとしてよく登場しますね。豚肉は最も消費量の多い食肉で、牛肉の約3倍の消費量があるそうです。ちなみにイスラム教では豚は浮上なものとされているため、インドでは食を禁じられています。

豚肉は必須アミノ酸をバランスよく含んだ良質のタンパク質で、スタミナの元であるビタミンB1はなんと牛肉の10倍も含まれています。他にもビタミンAやビタミE、カリウムやリンなども摂取できる、栄養価の高い食肉です。

豚肉は7つの部位に分けられており、ヒレ、ロース、肩、肩ロース、バラ、もも、そともものとなっています。カレーに使用するなら、厚切りにしたばら肉がお勧めです。脂身と赤身が両方交じり合って層を作っているので、しばらく煮込んでも肉がぱさつくことがないからです。またシチューに使われる角切り肉は、歯ごたえのあるジューシーな肉の食感を楽しみたいときに向いています。
調理上の注意点をあげるなら、煮込むとアクが多く出るため、こまめに取り除くようにするといいでしょう。

カリフラワー

カリフラワーはアブラナ科アブラナ属の野菜で、ブロッコリーの仲間です。花野菜、花キャベツという和名でも呼ばれています。
見た目はブロッコリーに形が似ていますが、色はきれいな乳白色なのが特徴。地中海地方を原産とし、日本へは明治時代に伝えられ、初冬から春先にかけて旬の時期を迎えます。

食用にするのは未発達のつぼみである花蕾(からい)の部分。ほんのり甘味のある味で、茹でてマヨネーズをつけて食べる方法がポピュラーですね。このほかスープに入れたり、グラタン、炒め物、ピクルスにするのもお勧めです。カレーに使用する際は、じゃがいもやにんじんなどと同じようにひとつの具として直接カレーに加えてもいいですし、先に挙げた料理にカレー粉を加えてカレー風味にするレシピも人気があります。またしょう油を加えて煮込んで和風にしてみても美味しいですし、色々なアレンジが楽しめるところもカリフラワーの魅力だといえるでしょう。

栄養はビタミンCが豊富で、ブロッコリーと比べても茹でた場合のビタミンCの損失が少ないという特徴があります。食物繊維もたっぷり含まれているので、腸の中をキレイに掃除し便通をよくする効果も期待できます。

カリフラワー

カリフラワーはアブラナ科アブラナ属の野菜で、ブロッコリーの仲間です。花野菜、花キャベツという和名でも呼ばれています。
見た目はブロッコリーに形が似ていますが、色はきれいな乳白色なのが特徴。地中海地方を原産とし、日本へは明治時代に伝えられ、初冬から春先にかけて旬の時期を迎えます。

食用にするのは未発達のつぼみである花蕾(からい)の部分。ほんのり甘味のある味で、茹でてマヨネーズをつけて食べる方法がポピュラーですね。このほかスープに入れたり、グラタン、炒め物、ピクルスにするのもお勧めです。カレーに使用する際は、じゃがいもやにんじんなどと同じようにひとつの具として直接カレーに加えてもいいですし、先に挙げた料理にカレー粉を加えてカレー風味にするレシピも人気があります。またしょう油を加えて煮込んで和風にしてみても美味しいですし、色々なアレンジが楽しめるところもカリフラワーの魅力だといえるでしょう。

栄養はビタミンCが豊富で、ブロッコリーと比べても茹でた場合のビタミンCの損失が少ないという特徴があります。食物繊維もたっぷり含まれているので、腸の中をキレイに掃除し便通をよくする効果も期待できます。

どんな食材にも合うカレーですが、そういえば魚のカレーはあまり見かけたことがありませんね。海の幸を使ったシーフードカレーもありますが、具材は魚というよりイカやえび、貝類がメインです。

ところがインドやバングラディシュなどの南アジア地方では、肉と同様に魚を使ったカレーが日常的に食されています。これらの国々は海に面しているため、豊富に採れる魚介類は人々にこよなく愛される身近な食料源。カレーの材料としても定番なのです。日本も海に囲まれた島国ですが、魚をカレーに入れるという発想は定着しなかったのだといいます。ちょっぴり残念ですね。

特に、教科書に「ベンガル人は米と魚でできている」と書かれるほど魚と米を愛するバングラディシュでは、魚カレーが国の看板料理であり、とてもポピュラーな存在になっています。またシンガポールではフィッシュ・ヘッド・カレーと呼ばれる、魚の頭を煮込んだカレーが名物です。なじみのない人が初めて見ると大変驚きますが、スパイシーな辛さと魚のダシがうまくマッチしたコクのある味わいで、食べる人をやみつきにさせる美味しさなのだそう。また日本でも、味が淡白な白身魚のカレーはレシピも多数出ていて人気があります。気になるのは魚特有の臭みですが、身を十分に洗う、油でからっと揚げ、臭み消しの効果があるスパイスを使う、などの方法で臭みを消すことができますので、ご安心ください。

ほうれん草

ほうれん草はペルシア地方を原産とし、日本では北海道や埼玉、千葉などが主要産地となっています。アクが少なく甘みのある東洋種はおひたしなどさっぱりした料理、肉厚でアクが強い西洋種はバターなどで炒めると美味しく食べられます。また最近は東洋種と西洋種の一台雑種品種として交雑種が開発され、広く親しまれています。

ビタミンAやビタミンCが豊富な緑黄色野菜で、ビタミンB1 ビタミンB2、葉酸なども多く含まれています。ちなみにアクにはカルシウムと結びつくと腎臓で結成を作るシュウ酸が含まれますが、たっぷりのお湯で茹でると溶け出してしまいます。

ほうれん草は鮮やかな緑色がカレーに映えるため、彩りのよさが人気を呼んでいます。またカレーにはスパイスが使われており、ほうれん草特有の味をうまく包み込みながらほのかに風味を残してくれるため、ほうれん草が苦手な方でもカレーなら大丈夫!という話を耳にします。自宅で料理する場合は、生のものをそのまま加えるのではなく、ミキサーにかけてペースト状にしたり炒める・茹でるなどひと手間加えると、アクが抜けたり、味をマイルドに仕上げることができるので、試してみてくださいね。

チキン

チキンは皆さんご存知の通りニワトリ肉のことです。鶏肉というと合鴨や七面鳥などの鳥類を指すこともありますが、一般的には多くの場合ニワトリの肉を指します。
チキンは味が淡白でクセがないため、から揚げやフライドチキンなど様々な料理に使用されています。もちろんたくさん種類のあるカレーの中でも、チキンカレーは人気の高い定番メニューです。

インドでは最もカレーに使う頻度の高い肉はチキンだといわれており、そのためニワトリは紀元前1700頃から飼育されていたといいます。インド地方ではブツ切りにした骨付き肉をそのままじっくり煮込んだカレーがポピュラー。一方ヨーロッパや日本では胸肉やもも肉など柔らかい部位を一口大に切って使用することが多いようです。

チキンの品種には大規模な鶏舎で合理的に生産されるブロイラーと、ブロイラーを飼料などで独自の工夫を加えて育てた銘柄鳥、伝統的な放し飼いで育てた地鶏(比内鶏・名古屋コーチンなど)があります。ブロイラーは脂肪が少なく低下カロリーな点が長所ですし、地鶏はその地方ならではの味や風味を持っているところが魅力。ひとくちに鶏肉といっても、品種を変えると異なった味のカレーを楽しめることができそうですね。

りんご

「1日1個りんごを食べれば医者を遠ざける」ということわざがあるように、りんごはビタミンCやカリウム、食物繊維が豊富な栄養満天の果物です。

生産量は世界で年間約6千万トン。最も生産量が多い国は中国で、アメリカやフランスもかなりの量を栽培しています。日本有数のりんごの産地といえば青森県ですね。ついで長野、岩手でも栽培がさかんです。

品種も様々で、世界一の生産量を誇るふじ、黄緑色にそばかすのような斑点がついた王林、酸味が強く深い赤色が特徴の紅玉など、それぞれ異なった色や味が楽しめます。

すり下ろしたりんごは、カレーに加えて煮込むとさっぱりした酸味と甘さがまろやかな味になります。そのためこのように隠し味として活用されるほか、りんごに含まれるペクチンという成分は、カレーに加えたときとろみの元となるので、あらかじめカレールーの原料に使用されることもあります。りんごはカレーと相性抜群の果物だといえますね。
中でも酸味の強い紅玉、酸味と甘味のバランスがいいジョナゴールド、甘味と果汁がたっぷり詰まったつがるなどがカレーに向いているということです。

ポーク

ポークとは豚肉のことをいいます。カレーにはポークカレーとしてよく登場しますね。豚肉は最も消費量の多い食肉で、牛肉の約3倍の消費量があるそうです。ちなみにイスラム教では豚は浮上なものとされているため、インドでは食を禁じられています。

豚肉は必須アミノ酸をバランスよく含んだ良質のタンパク質で、スタミナの元であるビタミンB1はなんと牛肉の10倍も含まれています。他にもビタミンAやビタミE、カリウムやリンなども摂取できる、栄養価の高い食肉です。

豚肉は7つの部位に分けられており、ヒレ、ロース、肩、肩ロース、バラ、もも、そともものとなっています。カレーに使用するなら、厚切りにしたばら肉がお勧めです。脂身と赤身が両方交じり合って層を作っているので、しばらく煮込んでも肉がぱさつくことがないからです。またシチューに使われる角切り肉は、歯ごたえのあるジューシーな肉の食感を楽しみたいときに向いています。
調理上の注意点をあげるなら、煮込むとアクが多く出るため、こまめに取り除くようにするといいでしょう。

ホタテ

ホタテは二枚貝の一種で、殻が開いた状態が船の帆が立っているように見える、ということで帆立と名づけられました。
ホタテはオホーツク海から東北地方にかけ、浅瀬の砂底に生息しています。自然に生息しているもののほか、養殖もさかんに行われています。旬の時期は冬ですが、冷凍製のものであれば一年を通して食べることができます。

真ん中の一番大きな身の部分を貝柱といい、貝柱の回りのヒダ状の部分をヒモといいます。生のまま刺身で食べても美味しいですし、バターと相性がいいのでバター醤油焼きにしたり、シチューや炊き込みご飯の具に使われたりします。

鮮度のいいホタテを見分けるポイントを挙げると、殻にさわると反応してすぐ閉じてしまうものは活きのいい証拠。殻が剥いてある状態なら、色がつややかで身が引き締まっているものが新鮮です。

ホタテをカレーに使う場合は、バターで焼いたホタテとその他の具材に生クリームを加えてホワイトカレーにしたり、海老などの魚介類と一緒にシーフードカレーの具として使用されることが多いようです。

タンパク質やビタミンが豊富で、カルシウムや鉄分などのミネラルも多く含むホタテは、栄養面でも優秀。糖尿病や動脈硬化を防止する働きのある魚介類特有のタウリンも豊富で、海の代表的なヘルシー食材のひとつだと言えるでしょう。

トマト

トマトはナス科ナス属の果実で、真っ赤でぽってりした見た目がトレードマークの緑黄色野菜です。ケチャップの原料サラダ、またイタリアではピザやパスタのソースに欠かせない、なくてはならない存在です。

トマトは熟す前の皮の色でピンク系トマト(桃太郎)と赤系トマトに分類されます。日本ではトマト特有の酸味や風味が薄いピンク系が一般的ですが、欧米のトマトは濃い赤やオレンジ色をした、酸味の強い赤系がほとんど。また大きさによって大玉トマト、中玉トマト、ミニトマトに分類されます。

トマトの代表的な栄養素はリコピン。リコピンは強い抗酸化作用を持っており、がんを予防するといわれています。他にはビタミンCやカロチンといった栄養素が含まれています

カレーには色や酸味を加える意味で赤系のトマトが向いています。フレッシュな生のトマトもいいですが、旨みが凝縮された市販の水煮缶やトマトピューレを使うとまた一味違った味わいになります。またトマトは国や地域、栽培農家によって色も味もバラエティに富んでいるので、カレーに合うお気に入りの種類を探してみるのも楽しいですね。

きのこ

近年では、カレーにもよく入れられる食材、きのこ。
きのこは子実体という胞子を作る生殖器官を形成する菌類の総称で、昔から豊かな森の中で自給自足の生活を営んできた日本人にとっては大切な食文化です。

縄文時代の遺跡からはきのこ形土製品というきのこの形をした遺物が見つかっています。日本書紀や万葉集などの書物にもきのこを天皇に献上したり、貴族の間できのこ狩りが行われたりしたという記述が残っており、一般家庭できのこが身近に食されるようになったのは江戸時代からで、安定して栽培されるようになったのは大正時代に入ってからだといいます。

きのこは栄養たっぷりのヘルシー食材として、女性や諸外国の人々からも注目されています。食物繊維やミネラル、ビタミンD2、ビタミンBなどが豊富で、特に乾シイタケは食物繊維の含有量が全体の約40%にもなるのです。またきのこは日光に当たるとビタミンD2に変化するエルゴステロールという成分を含んでいるため、数時間日の光に当てるとその量は何十倍にも膨れ上がります。驚きですね。そして野菜と比べてタンパク質が多いことも特徴です。

シイタケやシメジ、なめこやエノキタケ、マッシュルームなどきのこには様々な種類がありますが、カレーでよく使用されるのはシメジやエリンギ、舞茸、そしてマッシュルームなど。きのこ特有の旨みを出すのはグアニル酸という成分で、それぞれのきのこのシャキシャキした食感もまた楽しみのひとつとなっています。

セロリ

セロリは暗緑色の葉が特徴のセリ科の植物です。しかし品種によって淡色、黄色などもあるため、淡色野菜として分類されています。南ヨーロッパを原産とし、現在はヨーロッパ、中近東、北アメリカやインド北部で広く栽培されています。

古代ローマ時代には独特の苦味のため食用には使用されず、香料や整腸剤としての働きに貢献していました。17世紀に入るとイタリアで苦味の改良が行われ、食用として使用できるようになりました。現在私たちが通常入手しているのは、この改良後のセロリです。

セロリの香りには、ほのかに苦味のある、独特の強さがあります。茎や葉であれば生食として食べられるため、野菜スティックやサラダに用いられるほか、スープやシチュー、肉料理の付けあわせなどにも使われます。
またセロリの種はセロリシードと呼ばれ、ピクルスやトマトケチャップ、ドレッシングの材料として活躍するスパイスとなっています。効能としては気管支炎、肝臓病や発熱に効果があるといわれています。またよく眠れない時はお茶にして飲むと心が落ち着き、ぐっすり眠るのを助けてくれるそう。苦しい思いから救ってくれる、セロリの香りのイメージ通りの頼もしいスパイスなのです。

ビーフ

牛肉は食肉の中でも値段が高く、高級食材として知られています。他の食用肉と比べると、ミルクのような甘味と独特の風味が特徴です。

輸入ものと国産ものがあり、国産ものはさらに和牛と乳用肉に分けられます。和牛は日本人が好む、赤身に脂肪が細かく入った霜降り肉が多くとれます。繊維がきめ細かく、とろけるような食感が人気の秘訣。しかし飼育にコストがかかるので、現在はアメリカやオーストラリア産の安い牛肉が多く消費されているのが現状です。

牛肉は動物性タンパク質であるほか、鉄分やビタミンB群、亜鉛などのミネラルも豊富に含まれています。コレステロールやカロリーも考慮しつつ、適当な量を摂取すれば、筋肉をつくったり体を丈夫にしてくれる大事な食料源です。

牛肉はサーロイン、リブロース、ヒレ、肩、肩ロース、ばら、もも、すねなど様々な部位を食用にすることができます。牛タンやレバー、ハラミなどの内臓も焼肉等で人気のメニューです。その中でも、カレーに使用するなら肩やバラ肉がお勧め。これは長時間煮込むと牛肉の味がじわっと浸透するためです。ちょっとリッチに決めたいときは、思い切ってヒレ肉を使ってみるのもいいですね。

ちなみに牛肉は筋繊維がしっかりしているため、冷凍保存に向いています。料理に使用して余ってしまった分を冷凍しても、家庭用冷蔵庫で半年と持つというから嬉しいですね。

カレーペースト

レッドカレーペーストはタイでレッドカレーを作るときに使われる、辛い中にもコクのあるペーストです。タイ語でゲェーンペットとも呼ばれています(スパイスを使った辛い煮込み料理という意味)。
レッドカレーぺーストを作る際に使用するスパイスは、唐辛子、ニンニク、レモングラス、クミン、カフェライム、ガランガルなど。カレーはもちろん、炒め物やローストチキンの下味なんかとしても優秀な働きをします。

またグリーンカレーペーストは、青唐辛子をベースとしたグリーンカレーには欠かせないペースト。ニンニク、レモングラス、胡椒、カフェライムやクミン、ナツメグなどを砕き潰して作ります。グリーンカレーはココナッツミルクを入れてまろやかな甘味を加え、具材にはチキンが使われるのが一般的です。

自分で手作りする際は、ミキサーやクロックと呼ばれる石うすでを使ってスパイスを砕いたりすり潰したりします。また、調合されたものが市販されていることもありますので、スパイスや器具を揃えるのが難しい場合は手軽に試してみてはどうでしょうか?。

カレーとじゃがいも

カレーに入れる野菜といえば、人参・玉ねぎ・ジャガイモですね。この3つは一部でカレー3種の神器と呼ばれるほどの定番材料です。

じゃがいもの原産地は南アメリカのアンデス山脈の高地で、16世紀末にスペイン人がヨーロッパに持ち帰り広まっていったのだといわれています。日本へは1600年頃の慶弔年間に長崎に伝来しました。インドネシアのジャカルタ(=ジャガタラ)を拠点としていたオランダ人が持ち込んだため、ジャガタラいも→ジャガイモと名前が変遷してきたのだそうです。日本では馬鈴薯とも呼ばれていますね。

世界の主な産地は中国、ロシアやインド、そして日本の主な産地は北海道や九州となっています。

じゃがいもにはいくつか品種がありますが、よく使われるのは段爵薯とメークインです。男爵薯は食感がホクホクしてポテトサラダやコロッケにピッタリですが、煮崩れしやすいのが難点。そのためカレーにはねばりねがあり、荷崩れしないメークインのほうが適しています。
しかしじゃがいもがカレーに溶け込むと甘みやとろみが加わって、舌触りや味がマイルドになりますから、これを好むのであればあえて男爵薯を使ってみてもいいですね!

じゃがいもは常温で長持ちしますが、暗くて温度の高い場所は保存に適しません。

みそ汁や肉じゃが、ポテトサラダやオムレツなど、1日の食事のうち1回はじゃがいもを使った料理が食卓に出てくるほどではないでしょうか。

ラムとマトン

ラムは生後1年未満の子羊のことをいい、臭みは少なく赤味が濃いのが特徴です。一方マトンは生後1歳以上の羊のことで、脂身に独特の臭みがあるため、料理に使用するときはこの部分を取り除いて使用します。

羊肉は日本では豚肉や牛肉と比べると消費が少ないですが、オーストラリアやニュージーランドでは代表的な食用肉です。またフランス料理やイタリア料理では高級な肉として認知され、欠かせない食材となっています。日本で羊肉を使った料理で有名なのは、やはり北海道を中心に盛んなジンギスカンです。他にはスペアリブの香草焼きとして調理されています。

羊肉で注目すべきはその栄養価。ビタミンやミネラルがバランスよく含まれているため健康にいいのです。また他の食用肉と比べると低脂肪でコレステロールが少なく、さらにカルニチンと呼ばれる脂肪を燃焼させる働きを持つ物質が含まれているということで、ヘルシーな美容食としても注目を集めています。

カレーに使用するなら歯ごたえが柔らかい足の部位がお勧め。臭みが気になるかと思いますが、心配はいりません。カレーはスパイスをたくさん使用しているので、しばらく煮込めば臭いも気にならなくなるのです。まだラムやマトンを食べたことがない方は、まずカレーでトライしてみるといいかもしれませんね。

ナス

ナスはインドを原産とする野菜で、世界中で様々な品種が栽培されています。特にインド周辺や中国、東南アジアで種類が豊富。日本でポピュラーなのは寒冷地でも温暖地でも栽培可能な紫色の長卵形ナスで、山形や秋田・京都では丸ナス、西日本では長ナスが多く出回っています。

ナスは90%以上が水分で、カリウムとビタミンCが少々含まれています。低カロリーで油との相性がいいのも特徴です。また体の熱をとる効果があるため、高血圧の方にお勧めの食材。「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざがありますが、これは秋の美味しいナスを食べ過ぎて体が冷えると妊娠しにくくなるかもしれない、という嫁の体を案じる気持ちが込められているのです。ちなみにナスの紫色の正体は、ナスニンというポリフェノールの一種。ガンや動脈硬化の予防に効果があるといわれています。

新鮮なナスを選ぶには、身がずっしりつまっていてつややかな紫色かどうか、ヘタの部分がみずみずしいかどうかを見てみましょう。煮浸し、焼きナス、天ぷらなどの揚げ物、様々な方法で調理することができます。カレーにナスを入れる場合は、油でさっと揚げるか炒めると、香ばしさがアップして風味のいいカレーに仕上がるのでお勧めです。

アサリ

毎日の食卓に欠かせない味噌汁の具でお馴染みのアサリ。実はカレーにもよく使用されているのです。

アサリは日本や台湾、フィリピンなどの内湾の干潟に多く分布します。日本では東京湾や有明海が主な産地です。旬の時期は春や秋。産卵期の1ヶ月ほど前は身がぎっしり詰まっているためとても美味です。逆に産卵が終わった冬は身が痩せてしまうので、美味しさが半減してしまいます。

アサリを調理するときは、まず事前に砂だしを行う必要があります。海水または海水と同程度の濃度の塩水(約3%)につけておくと、簡単に砂を吐き出してくれます。
また加熱の際、火を通しすぎると身が固くなってしまうため、注意が必要。

身が小さいアサリは栄養価値もあまりないように思われがちですが、鉄分やビタミンB1が豊富なため妊婦や貧血気味の人にはもってこいの食材。カルシウムや亜鉛、銅なども多く摂取でき、疲労回復やむくみの改善などに役立ちます。ちなみに旨みの元はコハク酸と呼ばれる成分です。

カレーを作るときは、旨みと栄養がたっぷり詰まった煮汁も是非一緒に加えてみてくださいね。

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