カレーとヨーグルトは相性抜群!

カレーとヨーグルト。
2つの名前を聞いたときに、あまりピンとこないかもしれませんが、意外と縁のある組み合わせなんですよ。

例えば、ヨーグルトには肉を柔らかくする作用があることをご存知でしょうか?
ヨーグルトには乳酸菌が含まれているのですが、この乳酸菌は肉の筋繊維をほぐして、細胞やコラーゲンの水分を膨張させる働きを持っています。ですから、ヨーグルトを混ぜると、肉が水分をたっぷり含んだ状態になり、ジューシーでやわらかい肉質に変化します。ですからカレーや肉料理では調理する前に、ヨーグルトを混ぜて一手間かけることが多いのです。ちなみに、豚肉、鶏肉、牛肉、種類問わずどんな肉でも変わらない効果が期待できます。また鮭(サケ)や鰤(ブリ)などの魚も同じように柔らかくすることができるので、ヨーグルトでさまざまなカレーの素材を美味しく味わうことができますよ。

また、カレーに直接ヨーグルトを加え、ヨーグルト風味に仕立てたカレーもありますね。
少し酸味の効いたヨーグルトはカレーに溶け込むと風味のアクセントになりますし、スパイスの辛さを和らげて全体をまろやかにしてくれます。また栄養面でもカルシウムや乳酸菌が腸を整え、骨を丈夫にしてくれるという嬉しい効果も。

単純に食後のデザートとしていただいでも美味しいですね。さっぱりして口直しにぴったりです。

タマリンド

タマリンドはアフリカの熱帯地方を原産とするマメ科の植物です。古くからインドで使用されていたため、インディアンデートという呼び名もつけられています。

食用に使用するのはさやの内側についている紫がかった茶色の果実の部分。通常はこれをいくつかくっつけてブロックにしたり、ペースト状にして販売されています。インドではカレーやチャツネ、サンバルと呼ばれる豆と野菜のシチューなどに酸味料として使用され、柔らかくフルーツのような酸味があるのが特徴です。またヨーロッパではピクルスやウスターソース、タイではトムヤムクンのスープに欠くことのできない存在。品種によって甘みが強く酸味が弱いものもあり、こちらは生のまま食べたり、ドライフルーツや砂糖漬けにすると美味しくいただけます。また西インド諸島では清涼飲料水にも加工されているそうです。

タマリンドには腸の働きを整える作用があるため、便秘の改善や、インドでは赤痢など腸の病気にも薬として処方されています。

チャイブ

チャイブはユリ科ネギ属の根菜で、あさつきに似たネギの仲間です。北ヨーロッパを原産とし、中国でも古くから食用に用いられてきました。現在はアメリカやドイツが主要な産地となっています。

チャイブは鮮やかな緑色と、ねぎ特有の辛みをもっとマイルドにしたような刺激が特徴です。葉を刻んでポテトサラダやスープにふりかけたり、卵料理などに広く使用されています。またチーズや鶏肉、魚を使った洋風の料理とも好相性。もちろん和風料理にも薬味として利用されており、カレーうどんにふりかけると風味がアップします。

チャイブはカロテンを多く含むため緑黄食野菜に分類されています。またネギの香りの元である硫化アリルという成分には、ビタミンB1と結びついて糖質をエネルギーにする働きがあるため、食用を増進させたいとき料理に使用するといいでしょう。

豆類

インドでは宗教上の理由から肉を食すことを禁じる風習がありました。そのためベジタリアンが多く、豆は貴重なたんぱく質のもととして重宝されていたのです。また豆には植物が育つための栄養が蓄えられているため、栄養の貯蔵庫としても人々の健康を支えていました。

世界中には色々な種類の豆があります。インドや北アフリカではレンズ豆、アメリカではいんげん豆、ヨーロッパ地方ではひよこ豆やソラマメなどがそれぞれ原産で、その地域で昔から人々に食されてきました。日本でも大豆が納豆や豆腐の原料として、また小豆は赤飯や和菓子の材料として人々に愛されています。

カレーによく使用されるのはひよこ豆やレンズ豆、いんげん豆など。乾燥した状態の豆を水で柔らかく戻し、炒めたり煮込んだりして調理されます。手間をかけたくない場合は水煮缶が便利です。

豆の植物性たんぱく質は動物性のものと比べ良質で、必須アミノ酸が豊富です。またビタミンB群、カリウム、サポニンという老化を防ぐ働きのある成分も含まれており、健康はもちろん美容にも大変効果の高い食材なのです。

豆カレーは豆のほくほくした食感やほのかな甘味が美味しいだけでなく、体を丈夫にキレイにしてくれる、一石二鳥の効果が期待できるカレーだといえるかもしれませんね。

タラゴン

タラゴンの原産地はシベリアや西アジア。現在の主要産地はフランス、オランダなどです。キク科のハーブでよもぎの仲間ですが、見た目は特に似ていません。

タラゴンには種類が2つあり、ひとつはフランス種、もうひとつはロシア種です。フランス種は甘く強い香りと、葉っぱ特有のかすかに苦味のある香りが特徴です。ロシア種は甘みのある芳香はありませんが、同様にピリッとした苦味が感じられます。

タラゴンはエストラゴンという別名でも呼ばれており、フランス料理によく使われています。特にエスカルゴ料理にはなくてはならない存在で、美食家達にとても愛されているのです。また鶏肉や卵料理、クリーム系のタルタルソースなどと相性がよく、ワインビネガーにタラゴンを漬け込んで作るタラゴンビネガーは、ドレッシングやピクルスに作りに使用されています。

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