タイカレー

本場はインドのものと思われているカレーですが、わが国日本を含め各国でカレーが国民食として食べられています。たとえば、スリランカやパキスタン。それと東南アジア、タイなどでもカレーが頻繁に食べられています。ココナツミルクが入ったタイカレーはもう世界的に有名ですね。いまやインドとタイはカレーの2大王国となっています。
私たちは「タイカレー」などと呼んでいますが、タイでは「ケーン」と呼ばれます。タイでカレーを頼むとインドのイメージの日本のカレーのようなものが出てくるそうです。

カレーコロッケ

カレーがあまった次の日などに作るとおいしいコロッケです。チーズとカレーの相性が抜群のご飯がすすむおかずです。

【材料】
ごはん…200g
カレー…100g(2分の1食分)
溶けるチーズ…適量
パルメザンチーズ…大さじ4
水…100g
卵…1個
薄力粉…90g
パン粉…100g
ソース…適量
塩コショウ…適量

(1)ごはんとカレーを良く混ぜ合わせ、塩コショウで味を調えます。
(2)(1)を3~4等分して中に溶けるチーズを入れ、形を丸く作ります。
(3)水と卵と薄力粉とパルメザンチーズを混ぜ合わせ、チーズ味の衣を作ります。(2)を衣にくぐらせ、パン粉を多めに付けます。
(4)フライパンにサラダ油を熱し、(3)をいれます。弱火できつね色になるまでじっくり揚げて焼き色がついたら取り出します。
(5)皿に盛り付け、ソースを好みで付けて食べましょう。

カレー粉はイギリス生まれ?

カレーの本場はインドなのに?と思われることでしょう。確かに起源はインドになるのですが、カレー粉という概念を作ったのはイギリス人なのです。当時イギリスの植民地であったインドからイギリスにカレー料理が徐々に伝わっていったのですが、インドではその料理ごとにスパイスを複雑に取り混ぜて使っていました。スパイスを使い慣れていないイギリス人はその調合の難しさに困り、最初から調合されたスパイスを作ることになったのです。これがカレー粉。

インドでは日本人が思うよりもっと広い意味でカレーという料理があります。まったく辛くないカレーもあるとか。イギリス発のカレーの味にすっかり慣れてしまった私たちにはちょっと意外に感じるかもしれませんね。

ターメリック(ウコン)

カレーと沢庵の黄色は同じものから出来ている。
というと少し意外な感じがします。言われて見ると同じ系統の黄色ですが、味のイメージがあまりに開いているのであまりピンと来ないというのが正直なところではないでしょうか。
その鮮やかな黄金色はターメリックというスパイスで作られます。ターメリックは日本ではウコンという言い方の方がポピュラーかもしれません。このターメリックの活躍でカレーの色はあの輝く黄金色になり、沢庵は鮮やかな黄色になるのです。白いカレーや緑のカレーもありますが、やはりカレーはあの色でないと何だか違う料理を食べている感覚がします。目でも料理を楽しんでいるとはよく言いますが、あの色の汁物をみると自動的にカレー味を連想してしまうほど頭の中に色と味の結びつきが先入観として植えつけられているのではないでしょうか。
そして、それだけではありません。この黄色にはもう1つ重要な効果があります。ウコンの中の更に黄色の成分をクルクミンと言うのですが、このクルクミンが二日酔い防止やがん抑制、美肌効果などに働くのです。二日酔いにウコンが効くというのは、つまりこのクルクミンが作用して肝臓の働きを助けているわけです。
カレーの黄色は体にも美味しい色だということなのですね。

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