ターメリック(ウコン)

カレーと沢庵の黄色は同じものから出来ている。
というと少し意外な感じがします。言われて見ると同じ系統の黄色ですが、味のイメージがあまりに開いているのであまりピンと来ないというのが正直なところではないでしょうか。
その鮮やかな黄金色はターメリックというスパイスで作られます。ターメリックは日本ではウコンという言い方の方がポピュラーかもしれません。このターメリックの活躍でカレーの色はあの輝く黄金色になり、沢庵は鮮やかな黄色になるのです。白いカレーや緑のカレーもありますが、やはりカレーはあの色でないと何だか違う料理を食べている感覚がします。目でも料理を楽しんでいるとはよく言いますが、あの色の汁物をみると自動的にカレー味を連想してしまうほど頭の中に色と味の結びつきが先入観として植えつけられているのではないでしょうか。
そして、それだけではありません。この黄色にはもう1つ重要な効果があります。ウコンの中の更に黄色の成分をクルクミンと言うのですが、このクルクミンが二日酔い防止やがん抑制、美肌効果などに働くのです。二日酔いにウコンが効くというのは、つまりこのクルクミンが作用して肝臓の働きを助けているわけです。
カレーの黄色は体にも美味しい色だということなのですね。

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