サワークリーム

サワークリームとは生クリームを乳酸発酵させたクリームのことをいいます。発酵バターの原料でもあり、さっぱりした酸味とコクが特徴です。

サワークリームはケーキにそのまま添えたり、チーズケーキの材料として使用されるほか、焼き菓子など様々なお菓子で大活躍しています。また菓子だけでなく料理にもよく使われており、ビーフストロガノフやボルシチなど、ロシアやメキシコ、東欧料理での使用頻度が高くなっています。またしょう油や味噌など和風調味料との相性もいいので、しょうが焼きや唐揚げ、おでんなどに使用されることもあるという、料理のバリエーションが効くクリームだといえるのです。

カレーに加えるとほどよい酸味と風味、そしてコクが生まれて美味しさがアップしますし、味がマイルドになるため、辛いカレーが苦手な方にはお勧めですよ。

ジャマイカのカレー

貿易がさかんで殖民地にされた経験もあるジャマイカには、多国籍の料理が数多く存在しています。その中にはもちろんカレーも含まれていました。

ジャマイカの人々はカレーをカレードチキンと呼んでいます。その名の通り、鶏肉を使ったカレーがジャマイカでは一般的なのです。インドから伝わった食文化がそのまま定着したらしく、見た目も味も私たちが知っているカレーそのもの。ただスパイスを自ら調合する習慣はあまりなく、あらかじめブレンドされた市販のスパイスを使用するのだといいます。

またカレーとは呼べませんが、スパイスを使ったチキン、ジャークチキンはジャマイカで最もポピュラーな料理です。屋台でよく見かけるバーベキュー料理のひとつで、ガーリック、オニオン、タイムなどのスパイスが使用されたスパイシーな味が人気となっています。

ライムリーフ

ライムリーフ(カフィルライム)は熱帯アジアを原産とするミカン科のスパイスです。タイ語ではバイマックルーといいます。葉は2枚ずつ隣り合わせにつながったようなユニークな形をしているのが特徴。果実はでこぼこした凹凸のある表面をしているため、日本では「コブミカン」の名称で呼ばれています。

料理に利用するのは皮や葉の部分で、葉からは柑橘系特有のレモンにも似たさわやかな香りがします。一方果実の皮はもっと強い芳香と苦味があり、すりおろして料理に添えると風味アップに役立つので試してみてくださいね。
エスニック料理、特にタイ料理で使用されることが多く、鶏肉や魚の料理、カレーのスパイスに用いられます。タイで代表的なトムヤムクンには、レモングラス・パクチーなどと一緒に煮出してスープに辛さと酸味をプラスします。
またタイ料理に限らず、ベトナムやインドネシアなどの東南アジアでもスパイスとして料理に用いられているそうです。

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