カツカレー

カツカレーといえば食堂メニューとして、また食欲旺盛な育ち盛りの子供たちにも人気のメニューです。ご飯の上にとんかつを乗せ、上にたっぷりとカレーソースをかけたものが基本のスタイル。キャベツの千切りが加えられることもあります。

カツカレーの発祥地は日本。その起源には諸説あるようですが、一体どのようにして誕生したのでしょうか。
カレーが日本に伝わったのは明治時代、とんかつが誕生したのは大正末期です。諸外国の食文化が徐々に日本に浸透してきた時代で、当時人々の間で話題になっていた食べ物はそばとすし、とんかつはその後に続いて世間に広まりました。とんかつは浅草・上野など下町の庶民料理として生まれたといわれています。

そんな外来のカレーと日本独自のとんかつを結びつけたのも東京・下町の人だったという説が有力。「河金」という東京のとんかつ屋で、店に来ていた客からの要望で丼にご飯を乗せ、カレーをかけたのが元祖だというものです。また東京の銀座にある「グリルスイス」という洋食店でプロ野球選手の一人が発案したものが広まったという説もあります。

ちなみに、とんかつ以外にもビーフやエビなどのフライ、コロッケなどを乗せたカレーライスがあります。またカレーパンやカレーうどんなど、日本発のカレーを使ったオリジナルメニューはやはりバリエーションが豊富ですね。

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