ドライカレー

通常の液体状のカレーとドライカレーの美味しさは、違ったおいしさがあるものです。

ドライカレーにはミートソースタイプのものと、ピラフタイプのものがあります。
ミートソースタイプのドライカレーはひき肉と細かく刻んだ野菜を炒め、カレールウやカレー粉を入れて煮詰めて作ります。ひき肉は豚・牛・鶏などを好みのひき肉を使用し、野菜は玉ねぎ・パプリカ・にんじん・なすなどをみじん切りにしたものを投入。食材のバランスが取れていれば、さまざまな野菜を入れてもおいしく仕上がります。
ちなみに日本のミートソース風ドライカレーの歴史は明治時代までさかのぼります。明治末期から大正初期に三島丸という日本郵船の客船がヨーロッパ航路を運航していました。その船に乗っていた日本人コックがカレーを日本風にアレンジし、ドライ・カリーという名で食堂のメニューに出したのが始まりだと言われています。

もうひとつがピラフタイプのドライカレー。カレーチャーハン・カレーピラフとも呼ばれています。ライス自体にカレー粉で味つけをするので、上にカレーをかけるわけではありません。米粒の黄色がカラフルで見た目にもおいしい所がまた魅力です。

ドライカレーのルーツはパキスタン、インドなど中東アジア地方です。この地方ではもともと日常でカレー料理がよく出されるのですが、ドライカレーは休日や祭日に食べる、とっておきの料理なのだそうですよ。

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