カレーパン

以前、カレーうどんの記事を書きましたが、カレー○○という食べ物は本当に色々あるものです。
その中でもカレーパンは個人的には一押しのものなのです。お話させて下さい。

ロシアのピロシキにも似ていますが、やはりカレーパンだと思います。まあ、それは個人的な好みにもよりますが。カレー自体は特にライスに合わせるだけではないというのは周知のことで、今や珍しくもなんともないのですが、日本でカレーパンが出来たのは“カレーライス”が普及した後のことなのです。ですから、「何故パンに・・・」という考えがあってもおかしくないはず。ここら辺が日本の食文化の凄いところなのでしょうか。そう、パンとカレーを合体させてしまった人がいるんですね、おなじみのカレーパンは日本で発明されたものなのです。
昭和2年の日本で考案されました。(日本に生まれて本当に良かったと思います)当時は「洋食パン」として登録されたとのことです。その“元祖カレーパン”、そもそもカレーパンには水分が多く、焼くのが難しいので油で揚げるようになったそうなのです。それでもやはり揚げ方が悪いと、油の中でパンがパンクしてしまうという問題もあったそうですから、様々な試行錯誤があったことでしょう。
今やコンビ二やスーパーでも簡単に手に入りますし、カレーパンを置いていないパン屋は珍しい気もします。時代は変わったものです。油で揚げているので“パン”ではなく“ドーナツ”という名称が正しいという意見もあるようですが、私は美味しいのならどちらでもいいと思ってしまうのです。

余談ですが、日本以外にカレーパンのようなものがないわけではありません。インドにはサモサという料理がありますし、なによりインドでは「ナン」をカレーと一緒に食べるのですからね。これほどまでに“何”にでも合う料理は他にないでしょう。

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