カレーと肉

ちょっと料理が出来る輩がカレーを作ると、高い肉を使ってカレーを作りたがります。しかし、カレーを作るにあたって高い肉を使う必要はありません。高いヒレ肉でも硬いすじ肉でも下ごしらえをしっかりし、弱火で長時間煮込むことにより肉の差異はほとんどなくなります。肉の良し悪しよりも調理法や手間の掛け方、下ごしらえの有無が味を左右するのです。

カレーに入れる肉は質や種類を問わないが、ソーセージ・ハムなどは一般的に適さないとされています。本格カレーを作ってみるとわかるのですが、長時間煮込む過程でつなぎであるでんぷん質が溶けて形がなくなってしまうからです。また、加工肉自体に味がついている物が多いため、カレーの風味を損ねてしまいます。スパイスの調合が命のカレーにとっては、味が変わる原因となってしまうため決して煮込み過ぎないように!他にはシーフードカレーのえびやいかの魚介類も注意しましょう。煮込むことで硬く小さくなってしまいます。

また、地域によって入れる肉の種類も傾向があるようで関西では牛肉派が多いよう。また東京や東日本では豚肉派が強いというデータもあります。

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