カレーと福神漬

カレーといえば福神漬がセットとなって出てくるのが定番化しています。それではこの福神漬はいつどのように登場したのでしょうか。これには諸説ありますが日本郵船の一等食堂で始まったという説が有力のようです。当時はカレーの薬味にチェツネを出していたのですが、そのチャツネが切れてしまった際に替わりに福神漬を出したら大好評。以来カレーには福神漬が添えられるようになったという話です。また、ドライカレー風のひき肉カレーにだけ福神漬が添えられていて、以来通常のカレーにも普及していったという説も。

他には帝国ホテルが発祥だという説もあります。福神漬を考案した酒悦の社長は帝国ホテルのレストランの常連でした。そこで帝国ホテルの社長に福神漬とはなラッキョウを薬味として紹介したということです。当時の福神漬はナマタメ、ダイコン、カブラ、ウド、シソ、シイタケを醤油とみりんで甘辛く仕上げたものだったそうで、今だに福神漬というとこの当時のものがベースになっています。

今のところ結局どこが発祥だったのかは曖昧なままですが、カレーのパートナーとして広く浸透している福神漬。福神漬がないカレーは何か物足りない…とまで思わせるほど、カレーに福神漬は私たちの生活に浸透しています。

この記事へのコメント

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)