現在のスパイス貿易

かつては貴族や大商人しか手に入れることのできなかったスパイスも、19世紀頃から一般に人々にも入手できるようになりました。

現在スパイスを輸出している国で最大国といえば、やはりインドです。ペッパー、チリ、ターメリック、カルダモン、ジンジャー、クミンやその他カレーパウダーなど、カレーに使用されるスパイスを中心に取引きされています。続いて2位はインドネシア。ペッパー、ナツメグ、メース、クローブ、バニラ、カシアなどを輸出しています。そして3位以降にブラジル、マダガスカル、マレーシアが続きます。

スパイスの生産国の中には発展途上国も多く、スパイス貿易が国の重要な産業となっているところもあります。反対に日本ではスパイスのほとんどを輸入に頼っているのです。生産国との貿易のおかげで私たちはカレーやその他スパイスを使った料理を食べることができるのですから、感謝の気持ちを忘れずにいたいなぁ、なんて思う今日この頃なのでした。

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